岩手県の宮古市は、さんまの水揚げ港ですから、さんま料理がたくさんあります。
その中でも、さんまのすり身汁は、格別な美味しさです。
私の母が作ってくれたさんますり身汁を鯖でできないかと思い、作ってみました。
これがとても美味しい。さんまに劣らないほどに美味しいすり身汁になりました。
作り方は、
まず、サバを用意します。
鯖を3枚卸しにして、骨を取ります。腹骨、小骨もできる限り取ってください。
そして、皮を剝きます。骨抜き器で皮の端をつまむとむきやすいです。
次に、まな板の上で、サバを包丁でできる限り細かく刻みます。
美味しくなあれ、おいしくなあれと念じながら、できる限り細かくします。
細かくなった鯖をすり鉢に移し、味噌を入れて、すりごぎですります。
味噌の量は、サバ200gに対し約20gぐらいで、目検等で大丈夫です。
ここでも、おいしくなあれ、おいしくなあれと念じながらすり続けます。
魚のする身に粘りが出てきたら、出来上がりです。
1時間ぐらい、冷蔵庫で寝かしたほうが、より粘度が出るようです。
鍋で適量のお湯を沸かしておきます。
大根を笹切りにします。大根が多いと美味しくなります。
鍋に大根をいれて、沸騰したら、すり身を入れていきます。
すり身は、カレー用のスプーンで取わけて、お湯に離すとうまくいきます。
すり身を入れ終わったら灰汁がでますので、取ります。
5分ぐらい煮たら、塩でお好みの味に調節してください。
する身の味噌からも塩が溶けだしてますので、薄味に仕上げておくと、
あとでちょうど良い味になります。
お椀に取り分けてから、写真の様にねぎを添えて出来上がりです。
すり身を作るときに、フードプロセッサーを使うこともできますが、
できれば、手で作った方が、味わいが違います。
さば男さんがこれを食べて感動してくれました。
いずれ、朝市で紹介したいと思います。
いつの日にか、いちご煮、せんべい汁に続いて、八戸の名物汁物になるといいですね。
/サバひろ